ネスレは争議を解決せよ!-07summer
世界最大の食品メーカーの日本法人・ネスレ日本にたいし、全労連などでつくるネスレ争議支援対策会議は8月24日、神戸三ノ宮のネスレ本社前で争議の全面一括解決を求めて宣伝・要請行動をおこないました。
ネスレ日本は1995年に労働組合法違反で、2006年には不当解雇事件で、最高裁で二度も断罪されました。現在も、家族の介護が必要な兵庫・姫路工場の労働者を遠隔地に配置転換の命令を出し、地裁や高裁で人事権濫用と明確に断罪されたにもかかわらず最高裁に上告申請しています。また、2006年の最高裁判決で勝利して職場復帰した茨城・霞ヶ浦工場の労働者にごみ集めさせるなどの差別を続けています。
職場復帰した霞ヶ浦工場の栗村組合員は、「いまも差別されているが、同じように職場で苦しんでいる仲間の為に職場を変えようとがんばっています。」とあいさつ。霞ヶ浦、島田(静岡)、姫路工場および神戸本社のネッスル日本労働組合の支部代表が各々争議勝利の決意を述べました。
また、東京、静岡、大阪、兵庫の支援共闘の各代表も支援を強めるとあいさつしました。
さらに、6月の衆議院外務委員会でネスレの人権侵害や不当労働行為の繰り返しはOECDの「多国籍企業行動指針」に違反すると取り上げた日本共産党の笠井亮議員もかけつけ、「麻生外務大臣や他党議員も実態を聞いて驚いていた。」と激励しました。
なお、ネスレ社への要請には笠井議員も加わり、争議解決へ話し合いに応じるよう求めました。
しかしながら、ネスレ側は会うことも拒否して話し合いの窓口も閉ざすという頑なな姿勢に終始しました。要請団の北島兵庫共闘事務局長は、「久しぶりに怒りに震える思いです。この怒りを争議解決へのさらなるバネにして、一気にネスレ包囲を強めよう。」と力強く呼びかけました。当初200人強だった参加者もデモ出発時には400人に膨れ上がり、「ネスレは労働者いじめをやめよ」とシュプレヒコールをあげ繁華街をデモ行進しました。
デモ終了後、三ノ宮研修センターで「ネスレ争議支援報告集会」が開かれ、関西大学大学院法学部教授の川口美貴弁護士が「労働ビッグバンと働くルール、ネスレ問題」と題して講演しました。講演後もさかんに質問が出るなど意欲的な講義内容は大変好評でした。
また、笠井衆院議員は、国会で初のOECDに関わる本格的な質問へのさまざまな反響や各省とのやりとり等をエピソードも交えて詳しく報告。参加者をくぎ付けにしました。

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