ネスレは「ネスレ介護配転事件」の最高裁決定にも
ネスレは「ネスレ介護配転事件」の最高裁決定にも
「謝罪しない」と強弁
丁度5月1日第79回メーデーの当日をネスレ日本が「ネスレ介護配転事件」での団交と指定してきました。
組合はネスレ日本社に対して4月21日付けで次のような内容で要求文書を出していました。
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「介護の社会化から背を向けていた貴社の企業姿勢が問われています。労働組合は貴社が今回の最高裁決定を真摯に受け止め早急に団体交渉を開催して青田・上月の職場復帰・就労に向け話し合いで問題解決をすることを求めます。」
そして、要求事項を5項目に整理しました。
団体交渉の要求事項は以下のとおりです。
1. 配転命令を取り消したうえで青田勝芳、上月正光の両名を本人の希望する職場に配属すること
なお復帰にあたっては充分な猶予期間(特別有給休暇)を与えること
充分なトレーニング期間を持つこと
2.賃金、手当、年休などの労働条件は団体交渉で決定すること
3.その他一切の不利益扱いをしないこと
4.多大な負担をこうむることになった両名に謝罪し、慰謝料と解決金を支払うこと
5.今後人事権の乱用をしないことを社長名で全社員に表明すること
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ネスレ社、団交で一片の反省もせず
ネスレは5月1日の団交で、「判決には粛々として従う」が、「その判断に至った経過、人事権の乱用だと裁判所が判断しても、会社の考えとは違う。」として、さらに「原告への謝罪もするつもりはない。」と全く反省の姿勢すら示しませんでした。組合の五項目要求についても何ら具体的な回答を示しませんでした。
「会社は会社、世間の常識など関係ない」など、三度にわたる最高裁判決に対しても一片の反省もしていません。
「組合代表者を指定」、あらたな不当労働行為を開始か?!
さらに、春藤妥結文書の組合側署名者に斉藤本部委員長ではなく小山本部副委員長署名を求めてきました。昨年は委員長代行として斉藤副委員長が署名し妥結しています。今回、新たに小山副委員長の署名を求めてきたことは、労働組合の代表者を認めないことと同じであり、労働組合に対する明確な支配介入の不当労働行為です。ネスレによる新たな不当労働行為の開始ともいえるものです。
労働組合は厳しく抗議して団交を終わりました。
5月2日、ネッスル日本労働組合小山尚一本部副委員長と同坂本一神戸支部書記長が昼休憩時間の
13時17分頃、08春闘妥結調印書を手渡すために、貴社11階労務部和田敏樹マネジャーの席を訪れました。
以下のようなやり取りがありました。
小山「春闘妥結調印書を持ってきました。斉藤委員長の署名と組合印が押印してありますので、正式のものです。」
和田「小山さんの署名は?」
小山「斉藤委員長だけです。これで組合は充分と考えていますので、会社もきちんと受け取ってもらいたい。」
和田「小山さんの署名がないと受け取れません。持って帰って下さい。」
坂本「何故受け取れないのですか?その理由を示して下さい。」
和田「斉藤委員長は既に退職されているので、在籍している代表の方の署名ももらいたいということです。」
坂本「それは組合への支配介入ですよ。組合の代表を誰にするかは、組合が決めることで、会社がとやかくいうのは明らかな支配介入ですよ。」
和田「とにかく、会社としては斉藤さんだけの署名では受け取れません。小山さんの署名もないとだめです。」(と組合が持参した08春闘妥結調印書を突き返そうとする。)
坂本「それが、不当労働行為なんですよ。会社は新たな問題を引き起こす気ですか?」
和田「昨日の団交でも言ったように、小山さんの署名もお願いします。」
坂本「斉藤委員長を組合の代表と認めないということですか?」
和田「そうは言っていません。」
小山「しかし、会社のやろうとしていることはそういうことです。新たな不当労働行為をせずにきちんと組合の調印したものを受け取りなさい。」
このような経過の後、組合は会社に同調印書を渡しました。
しかし、15時過ぎに和田マネジャーが小山本部副委員長の席に同調印書を返してきました。

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